簿記3級

簿記3級って何?合格率や試験制度、勉強時間について徹底解説

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「簿記って何?」

「簿記3級ってどんな試験?」

「難しさや合格率について知りたいな」

簿記3級の勉強を始める前に、試験制度など基本的なことについて知っておくことが大事です。

試験制度や、難易度を知らずに勉強を始めるのは危険です。

この記事では、これから簿記3級を始める方向けに、簿記3級の試験についてわかりやすく完全解説しました。

この記事を読むメリット

  • 簿記3級の試験制度が良く分かる
  • 受験方法など、知っておくべき知識を身に着けることが出来る
  • 合格に一歩近づける

この記事を書いている僕は簿記3級から会計系最難関資格である公認会計士試験短答式に一発合格しています。

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そもそも簿記とは

簿記とは、企業などの経済主体が経済取引によりもたらされる資産・負債・純資産の増減を管理し、併せて一定期間内の収益及び費用を記録することです。

意味わからないですよね、、笑

より平易な言い方をすると「お金やものの出入りを記録するための方法」です。

会社のお金の流れを記録するための学問だと覚えておけばOK。

簿記資格3選

簿記資格は、代表的なものが3つあります。

・日商簿記

・全商簿記

・全経簿記

それぞれ特徴を簡単に解説します。

資格主催難易度受験料合格率就職に有利か
日商簿記3級日本商工会議所初級2,850円約50%
全商簿記3級全国商業高等学校協会初級1,300円約59%
全経簿記3級全国経理教育協会初級2,000円約67%

簿記資格はいろいろあるのですが、当ブログ(簿記メディア)では、主に日商簿記についての勉強法を解説していきます。

日商簿記3級はどんな試験?【試験制度をわかりやすく解説】

簿記3級の試験では、受験方法は以下の2パターンです。

・統一試験:従来から行われている紙で行う試験。

・ネット試験:パソコンで解答していく方式の試験。

統一試験とネット試験にわけて試験制度を解説していきます。

簿記3級 統一試験の試験制度

まずは、統一試験の試験制度を解説します。

統一試験とは、紙で行うペーパー試験の事。

項目内容
試験の配点第1問45点 第2問20点 第3問35点 合計100点
試験時間60分
合格点70点以上
受験料2,850円
試験日程毎年2月、6月、11月
申し込み方法インターネットまたは郵送
合格発表約2~3週間後

統一試験は、東京商工会議所では2023年4月から廃止され、ネット試験のみとなりました。

自分の地域の商工会議所で統一試験が開催されるか確認しましょう。

日商簿記検定3級 ネット試験の試験制度を解説

ネット試験の試験制度は以下の表の通りです。

項目内容
試験の配点第1問45点 第2問20点 第3問35点 合計100点
試験時間60分
合格点70点
受験料2,850円
試験日程各試験会場が設定する任意の日(統一試験より定期的に実施される)
申し込み方法試験会場による(各試験会場に直接申し込み)
受験方法各試験会場のパソコンで受験
合格発表試験終了と同時に採点し、合否結果が判定される

統一試験とネット試験の違いは?どっちを受けるべき?

ネット試験と統一試験の主な違いをまとめました。

どっちを受けようか選ぶ際に参考にしてみてください。

ネット試験と統一試験の違い

ネット試験と統一試験の主な違いは以下の3つです。

項目統一試験ネット試験
合格発表のタイミング2~3週間後試験後すぐ
試験日年に3回随時開催
解答方法ペーパーテストパソコンを使う

統一試験とネット試験のメリット、デメリット

統一試験とネット試験のそれぞれのメリットを紹介します。

試験タイプメリット
統一試験アナログで解答できる、過去問と同じように解答できる
ネット試験受験機会が多い、すぐに合否がわかる

パソコンが苦手な方以外は、基本的にネット試験がおすすめですね。

受験機会がネット試験のほうがかなり多いので、早めに合格できるかもしれません。

簿記3級の勉強時間や難易度は?

簿記3級合格に必要な勉強時間

結論、簿記3級合格に必要な勉強時間は、50時間から100時間です。

簡単に勉強時間の内訳を示すと以下の通り。

  • 10時間:テキスト、講義でインプット
  • 30時間:問題集でアウトプット
  • 10時間:過去問演習

ちなみに、学習期間が長引くと勉強時間は長くなる傾向があります。

知識はどんどん忘れるので、なるべく短期間で合格できるとベストです。

ちなみに僕は勉強期間は2か月、総勉強時間は50時間くらいで合格しました。

簿記3級の難易度は?

簿記3級の難易度は、一言で言うと『そこまで難しくはない』です。

テキストを問題集を使って対策すれば、合格できる試験です。

ただし、『3級』という言葉から「簿記3級は簡単そう」と思われがちですが、決して超簡単ではありません。

他の3級に比べると、簿記3級は比較的難しい資格です。

例えば、以下の資格。

  • FP3級:合格率約80%
  • 英検3級:合格率約50%

これらの資格に比べると、簿記3級は比較的難しい傾向があります。

超難関資格ではありませんが、しっかり対策して試験に挑みましょう。

簿記3級に数学の知識は必要?

「簿記って、数字を使うから数学の知識を使うのでは?」

「数学が苦手だから心配、、、」

という相談をいただくことが多いです。

が、簿記3級の勉強に数学の知識はほとんど必要ないのでご安心ください。

簡単な四則演算が出来ればOKです。(足し算とか掛け算のこと)

また、基本的に電卓を使うので、暗算等ができなくても大丈夫です。

数学が苦手でも、簿記や会計士試験に合格できる?【元学年最下位が解説】

簿記3級の合格率は?

簿記3級の合格率を『統一試験』と『ネット試験』ごとにまとめました。

簿記3級の統一試験の合格率は以下の通りです。

実受験者数合格者数合格率
16331,556名11,516名36.5%
16232,422名9,786名30.2%
16136,654名16,770名45.8%
16044,218名22,512名50.9%
15949,095名13,296名27.1%
15849,313名14,252名28.9%
15759,747名40,129名67.2%
15664,655名30,654名47.4%

そしてネット試験の合格率は以下の遠りです。

期間受験者数合格者数合格率
2020年12月~2021年3月58,700名24,043名41.0%
2021年4月~2022年3月206,149名84,504名41.0%
2022年4月~2022年6月46,882名19,275名41.1%

どちらの試験も合格率はほぼ同じなので、好きな方を受験しましょう。

ただし、統一試験は回によって合格率の変動が激しいので、ネット試験を受けたほうが得策かもしれません。

ちなみに、他の会計系資格の合格率と比較してみた表は以下の通り。

資格合格率
簿記3級41%
簿記2級21.5%
簿記1級9%
公認会計士試験7.7%
USCPA49.5%
ビジネス会計検定3級67.2%
FP3級80%

簿記3級は、比較的合格率の高い試験ですね。

簿記3級を取るメリットは?

簿記3級に合格する主なメリットは以下の5つです。

  • 就活でかなり武器になる
  • キャリアアップにつながる
  • お金の基礎知識を学べる
  • 副業、起業に必要な知識
  • 実務でも活きる知識

就活でかなり武器になる

簿記3級があると、就活や転職で大きな武器になります。

経理や会計事務所はもちろん、その他の職種でも有利に働きます。

理由は以下の3つです。

  • 就活は相対評価だから
  • 努力して結果を出せる証明になるから
  • 有名資格だから

就活って、相対評価なんですよね。

例えば、AさんとBさんが面接に来たとしましょう。

その時選ばれて合格するのは、AさんかBさんのどちらか優れている方、つまり相対的に評価される方です。

簿記3級があると、周りより良い評価をされるので、当然良い会社に入社出来る確率が上がります。

そして、いろんな資格がある中で簿記資格は断トツで知名度が高いです。

なので、就職や転職の際にしっかりと高評価を受けます。

これが知名度の低い資格だと、認知されていないこともあるので、評価されないこともありますよね、、、

簿記3級は知名度が高いので、どこに行っても高く評価される資格です。

年収を上げたい、ホワイト企業に勤めたいなら簿記3級を取っておけば間違いなしです。

【簿記】未経験でも経理に転職は可能?【就活のコツも解説】

簿記3級の勉強法を選ぶ【3択】

簿記3級の勉強を始めるために、まず勉強法を選びましょう。

勉強法は大きく分けて以下の3つです。

・予備校に通う

・通信講座を受講する

・独学で学ぶ

それぞれ解説しますね。

予備校に通う

一つ目は、予備校に通って簿記3級を学ぶパターン。

例えば、資格の大原やTACなど資格講座を学校に通って受講するような形です。

予備校に通うメリットは以下の3つ

・プロの授業を受講できる

・いつでも分からない所を質問できる

・勉強する環境が整っている

ちなみに僕は資格の大原の簿記講座に通って、一発合格しました。

【体験談】資格の大原の簿記講座の評判まとめ

予備校のメリットデメリット

通信講座を受講する

次は、通信講座を受講するパターンです。

予備校に通うのと違うのは、実際に学校に通うかどうか。

通信講座は映像授業を受けたり、メールやオンラインで講師に質問できるような講座が多いですね。

通信講座のメリットは3つ

・授業をいつでも受講できる

・オンラインでいつでも質問できる

・仕事と両立できる

通信講座の選び方とおすすめ2選

独学で勉強する

最後は、独学で勉強するパターン。

簿記3級を独学で学ぶメリットは以下の通り。

・お金が比較的かからない

・自分のペースで学習できる

簿記3級の独学の勉強法については以下の記事で詳しく解説しています。

【独学向け】簿記3級の勉強方法をプロが完全解説【最短合格】

無料で簿記を学ぶ方法5選【スマホだけ】

簿記3級に最短で受かる3つのコツ

簿記3級に最短期間で受かるコツは以下の3つです。

  • 計画、スケジュールを立てる
  • とにかく手を動かす
  • 仕訳をとにかく極める(内部リンク)

それぞれ解説していきます。

計画、スケジュールを立てる

最短で受かるコツは正しい計画を立てることです。

計画を立てない勉強はまずうまくいきません。

理由は、以下の3つ

・ゴールの位置を知らない。マラソン走るようなものだから。

・勉強時間が余計に増えるから

・モチベーションが続かないから

ただし逆に言えば、正しい計画さえ立てれば、合格するのは簡単です。

正しい計画の立て方については、以下の記事で解説しています。

【簿記】勉強計画の立て方と計画のメリット【スケジュール】

とにかく、手を動かす

2つ目のコツはとにかく手を動かすことです。

つまり手を動かして問題を解きまくること。

簿記の勉強は、テキストを読むよりも、とにかく問題を解くことが1番の近道です。

簿記は暗記科目ではなく、慣れが必要な科目。

インプットとアウトプットを3対7くらいの比率でできるとベストです。

仕訳を極める

そして3つ目のコツはとにかく仕訳を極めるということ。

なぜなら、以下の表の通り、第1問の仕訳問題だけで100点中45点を占めるから。

大問と出題内容配点
第1問 仕訳問題45点
第2問 勘定記入等20点
第3問 決算問題等35点

また、仕訳は簿記の基礎なので、仕訳ができない事には何も始まりません。

アプリなどでスキマ時間を活用して、とにかく仕訳を極めましょう。

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